アニマルパスウェイ研究会

栃木県・那須町 那須平成の森

栃木県の北部、那須高原に、 平成20年まで那須御用邸用地として管理されていた約 560haの豊かな森が、自然とふれあうための場所として、「那須平成の森」として開放され、連日多くの皆さんが訪れています。

森の中を県道290号線が那須町から西郷村へ通じています。その間森は分断されていますので、環境省は生息する樹上性動物の移動経路を確保するためにアニマルパスウェイの設置を決め、研究会に設計を依頼しました。

完成したパスウェイ(左)と、設置前の道路の様子(右)。

施工の様子

施工は群馬県の電設業者が行いました。当日は道路を片側通行で制御しつつ作業をしています。

完成後のモニタリング

モニタリング設備の設計は研究会が行い、平成の森フィルドセンターにて利用映像のモニタリングが実施されました。完成の翌日・10月23日の零時過ぎ、もう冬眠していると思われていたニホンヤマネが映像で捉えられました。